復帰摂理歴史の真実
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■ 第三部 第四章 
     b. 四大心情圏と良心


1.  
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  @ 母子協助と四大心情圏
 そういうふうにして、お母様を選抜して、お母様に伝授してあげないといけないのです。しかし、肉的、霊的に伝授されたという内容は伝えられても、実際には、その女性のために、おばあさんとお母さんと孫娘三代が、みんな乗っ取られてしまったと思うのです。それをなだめるために、三年半はお母様を迎えて一緒に暮らすことをしませんでした。三年半は、お母様を他の所に置いて、電話で連絡しながらやってきたのです。
 お母様のお母さん(ホン順愛スネ大母テモ様)は、先生が何をするかという一日の予定を霊界から詳細に教えられ、見せられるのです。それをお母様に報告するのです。お母さん(大母様)が教えることは間違いありません。そういうふうにして、大母様が正門でお母様に手紙を手渡したら、みんなおばあさんたちがにらみつけるのです。「うー、悪いおばさんだ! あの女が先生を誘惑して、自分の娘を(先生の)奥さんにしてしまった」と思うのです。間違いなく、そう信じているのです。そういう環境を三年半通過する中で、どういうことが起きたかというと、青少年、中高年たちがそのことを知って、反対するようになったのです。(『文鮮明先生の日本語による御言集 特別編1』p286)

 それは仕方がありません。なぜかというと、蕩減とうげん復帰をしなければならないからです。蕩減復帰です。堕落した時に、エバが四大心情圏を一人の男のために、みんな破ってしまいました。それを復帰するには、この世の中で、そういう心情圏を一遍に体恤たいじゅつできるような男を迎えなければなりません。そうしないと、超える道がないのです。父母として、お母様の立つ道が生じてきません。ですから、そういう四大心情圏を一遍に体恤させるのです。分かりますか?(「はい」)。
 先生を見た場合に、先生は息子の王様であり、兄さんの王様、旦那さんの王様、そして、お父さんの王様です。四大心情圏は、子女と兄弟と夫婦と父母(の心情)です。(先生は)四大心情圏を勝利した結実体の中心なのです。だから女としては、先生が自分の旦那さんのように感じられるのです
 そういう心情をもって、子女の心情から、兄弟の心情、父母の心情、お母さんの心情を通過した条件を立てさせないと、収まらないのです。蕩減復帰ですから仕方がありません。蕩減復帰というのは、サタンのほうへ越えて地獄へ行ったのだから、同じ状況でもって、同じ立場を越えて転覆するのです。一八〇度違います。そういう心情圏に立った女が、反対の方向に行くのは大変なことです。それで、たくさんの霊的な女たちが、「自分はこういうふうに霊界と直接関係を持って、先生を見つけてきたのに、先生は無慈悲だった」と言って落ちていったのです。
 ある程度までは、霊的にみんなコントロールされていくのです。こういうふうに妹として、それから姉として、相対関係において約婚段階で堕落したのだから、そこまでずーっと霊的に教えてくれるのです。
 それで、いろいろな所を歩きながら、花の首飾りをかけてあげたりして、結婚式の準備まで、みんな霊的にコントロールされるのです。ですから一〇〇パーセント、(先生を)自分の旦那さんだと思うのです。みんなが、そうなのです。今までの自分の旦那さんや父母は見たくもなくなります。統一教会の「原理」は、否定することができません。堕落したということを、否定することはできないのです。
 四大心情圏の体恤を通して反対の方向に行かないと、天国に入る道がありません。そういう原則があるから、君たちも女として、先生に会った場合には、先生が嫌いではないのです。みんな先生が、双子の兄さんみたいになるのです。それから、自分の旦那さんみたいなのです。ですから、お母様は姉さんであり、君たちは妹です。お母様の分身にならなければなりません。お母様が、そういう四大心情圏を体恤し、勝利した代表として立っているのだから、お母様の分身にならなければ、復帰ができません。(『文鮮明先生の日本語による御言集 特別編1』p290〜p291)





  A 四大心情圏と良心による旦那さん復帰
 君たちも、過去にやってきたことが、サタン世界のことであるとはっきり分かった場合には、先生の話を聞かざるを得ません。高次元な人間の価値が明らかに分かるようになるのですから、これを聞かなければなりません。「良心は両親にまさる、良心は先生に優る、良心は神様に優る」と訴えたでしょう。それが大切なのです。それを体恤たいじゅつして一つにならないと、四大心情圏につながる道がありません。心身一体を成さなければ、四大心情圏に通じる道がありません。分かりましたか?(「はい」)。
 四大心情圏を知らないと、堕落したということが分からないのです。堕落したことによって、良心を失ってしまい、良心が無力になってしまったのです。それで再臨主が、長成期完成級基準まで下がってきて、現状まで解決して梯子はしごをつくったのです。ですから真の父母と絶対に一つになった場合には、真の父母の代わりに、どこにでも上がったり下がったりできるというのです。アダムは、分からなくて堕落したのですが、先生は分かっています。分かっているのだから、「君、何だ、これは!」と、堕落した基準まで下がって指導することができるのです。
 真の父母と完全に一つになると、良心が神様ともっと一体となるような道が近づいてくるので、だんだんと力が強くなって、肉身の主管は問題ではなくなります。そうして、肉身と一つになることによって、四大心情圏の因縁を結び始めるのです。四大心情圏は、良心の本然の基準を回復しないとできません。分かりましたか?(「はい」)。
 旦那さんを、そういうふうに正していきなさい。(『文鮮明先生の日本語による御言集 特別編1』p301〜p302)

 ですから、自分の旦那さんに対して、同じ立場に立っては駄目です。天は高く、地は低いのです。愛を絞り出すようにしなければなりません。愛は下に流れるものであって、上に上がるものではありません。角度があればあるほど、流れが大きくなります。ですから女は、男のために完全に奉仕しなさいというのです
 お母さんが、自分の子供を本当に養育する秘訣ひけつは、子供に奉仕することです。それによって立派な子供に成長していくのです。奉仕しなければ、めちゃくちゃになります。奉仕しかありません。旦那さんもそうです。
 結婚生活は、すべてが初めてです。(旦那さんが)自分の主張を奥さんと共に分け合ったり、自分の主張を譲るような立場に立たせてはいけません。ぶつかる立場なのですから、自分も共に高くなると思ったら駄目です。誰かが低くならなければなりません。低くなった場合には、殴ろうとしても、低いから殴るのが大変です。殴るときには、こういうふうに殴りたいのです。高いから殴られるのです。下を向いている女を殴る者はいません。(『文鮮明先生の日本語による御言集 特別編1』p304〜p305)





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