復帰摂理歴史の真実

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■ 4. 南北王朝分立と神の摂理
     b. ユダヤ教の変質


タルムードの成立とユダヤ教


 さて、バビロン捕囚から帰還したユダヤは、トーラー(モーセ五書における律法)を犯した罪に対する自責の念から、二度と同じ過ちを犯すまいと、トーラの口伝で伝えられた部分を一字一句にしていったものが、後にタルムードとなったユダヤ教の厳格な経典となるのです。

 この頃から明確にユダヤ教が成立したと言えるのですが、既に原始ユダヤ教の内容は薄れて、タルムードの内容が色濃く残っていくようになるのです。

 ここでの、原始ユダヤ教の内容が宗教としてではなく、哲学的な内容として現代に残って発展しているのが「Kabbalah(カバラ)カバラについての補足のページです。創造原理に近いものがあることを理解できると思います(残念ながら堕落論的な内容はありませんが…)。

 ところが、このトーラーとタルムードの扱いについての考え方の食い違いから様々な“派”に別れていくことになるのです。

 下図をご覧ください。“サドカイ派” “パリサイ派” “律法学者” “熱心党” “エッセネ派”がそれらです。

 この順番は、タルムードを“頑なに守る”(左のサドカイ派)からタルムードよりはトーラーとカバラの内容を重視する(右のエッセネ派)と言う順番のようなもので、中間の律法学者は口うるさい知識人と言える分類になるのでしょうか。もちろん左側のサドカイ派がイエスと最も対立し、右側のエッセネ派がイエスと最も近かった事は言うまでもありません。

 つまり、この頃からユダヤ教は内的な面(より本質な内容)から外的な面(戒律や律法のみ)へと変質していくことになるのです。






ユダヤ教の構成とイエス誕生の準備


 次に、ユダヤ教の構成ですが、上図の通り、“大祭司”が最高位にあり、次いで“祭司”、次に“レビ人”となっていました。レビ人はその様な特別な立場にあったため、北朝イスラエルと南朝ユダに別れて存在していましたし、支族の数には含まれませんでした。

 ここで問題なのは、イエス誕生のキーマンとなる“ザカリヤ”ですが、祭司職にあり、ソロモン神殿での儀式を司っていたことと、イエス誕生の時、唖になった奇跡があったことです。その影響は当然大祭司にも及び、しいてはユダヤ教全体に及ぶ立場にあったということです。




タマルを忘れたユダ族


 さて、もう一つの大変重要なポイントがあります。肝心要の“ユダ族”が、ユダとタマルの関係から始まったことの誇りを忘れてしまっていることです。

 前項(ダビデ前)でも紹介しましたが、ルツ記4章12節「どうぞ、主がこの若い女によってあなたの賜わる子供(ダビデ)により、あなたの家が、“かのタマルがユダに産んだ”ペレヅの家のようになりますように」。と祈願したごとく、その内容を忘れてしまっていることです。

 当然、ユダヤ教のユダも、“ユダ族の教え”と言う所以で“ユダヤ教”として命名されているのです。

 故にイエス誕生の秘話を、マリアの“処女降誕”とか“聖霊によって身ごもった”と摩訶不思議な話に収めてしまう必要があったのでしょうか。まさしく旧約聖書と新約聖書の違いが伺えます。



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