復帰摂理歴史の真実

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■ 3. 神殿建設
     b. ダビデ(前)



ルツ記


 「士師記」と「サムエル記」の間に挟まれた短い「ルツ記」。

 この「ルツ記」はヤコブの妻レアとラケルの内容と重なる部分である。

 ユダ族のエリメレクには二人の息子がいた。マロンとキリオンである。

 やがてエリメレクは死に、妻のナオミと二人の息子が残った。

 二人の息子にはそれぞれモアブの女が妻となった。オルパとルツである。

 ところが、二人の息子マロンとキリオンもまた死に、残されたのはナオミとオルパとルツだけとなる。

 ナオミは、オルパとルツに実家に帰って新しい夫のもとで暮らすように願ったが、ルツだけはナオミの所を離れなかったのである。

 ある時、ナオミとルツはベツレヘムにたどり着くと、エリメレクの親戚ボアズとルツが出会うこととなる。その出会いはヤコブとラケルが出会った時のごとくである。


 ― イスラエルの民と長老らは次のように祈った ―

 「私たちは証人です。どうぞ、主があなた(ボアズ)の家に入る女(ルツとナオミ)を、イスラエルの家をたてたラケルとレアのふたりのようにされますよう」。

 「どうぞ、主がこの若い女(ルツ)によってあなたに賜る子供により、あなたの家が、かのタマルがユダを産んだペレヅの家のようになりますように」。

(ルツ記4章11節〜12節)





ダビデ


 ダビデは、エッサイの8番目の子で、羊飼いをしていた。
 預言者サムエルがダビデに油を注ぎ王とした。
 その時から、サウルから神が離れ悪霊がサウルを悩ました。
 そのサウルを、ダビデが救う事になるが・・・

(サムエル記上16/10〜23)

ゴリアテとの戦い


 ゴリアテは、背丈が6キュビットと言いますから、3M近い大男でした。

 最初はサウルの命令で、エッサイの上の3人の子がゴリアテと戦いましたが、その頃ダビデはベツレヘムで羊飼いをしていました。

 エッサイは、ダビデに兄達に食料を届けるように言い、ダビデは、ゴリアテと戦う兄達のところへ向かいました。

 しかし、兄達はダビデを見て怒りを発する。苦戦を強いられていたのでその有り様をダビデには見られたくなかったのです。

 ダビデが、サウルに「私も戦います」と進言すると、サウルは、ダビデに「お前には無理だ」と言われて止められてしまいました。

 それでもダビデは、サウルに自分の信仰の証をし、参戦を認めさせました。

 ところがそのダビデは、羊飼いの出で立ちで戦いに臨んだのです。

 そこで、ダビデはペリシテ人に向かってこの様に宣言しました。

 「この戦いは主の戦いであって・・・」。

 結果はダビデの勝利となりました。

(サムエル記上17章)

 サウルの子ヨナタンは、この様なダビデをことごとく愛しました。
 

ダビデとゴリアテの戦いは、ヤコブのヤボク川での天使との組み打ちを想起させます・・・





サウルとダビデ


 サウルは、ダビデとの間で愛の減少感を感じ、ダビデを殺そうと時を見計らっていました。しかし、その時が来てもダビデに身をかわされ、サウルの思惑は失敗します。

 それからと言うものダビデはイスラエルとユダのすべての人々からますます愛される様になり、サウルの妬みと嫉妬はますます激しくなり、サウルは自分の手でダビデを殺めないで、ペリシテ人に仕向けるように企てました。

 この時のサウルの娘、長女のメラブと次女のミカルは、ヤコブの妻レアとラケルの様な立場でした。

 サウルはダビデに、娘メラブをダビデの妻として与えるから、ペリシテ人戦って来いと言うのです。どうせダビデは殺されるだろうと言うのがサウルの目論見でした。

 しかし、ダビデは見事に戦いに勝ちましたが、長女メラブを断り、メラブは他の者の妻となりました。ところが、次女ミカルはダビデを愛しました。

 これは”良し”とサウルは、再び話しを持ち出します。次女ミカルを妻として与えるからペリシテ人と戦って来いと言うのです。

 ダビデはその命令を受け入れ、ペリシテ人との戦いに挑みました。

 しかし、サウルの目論見はことごとく外れ、サウルはまたしても大勝利をおさめて帰ってくるのでした。

 やむを得ずサウルは娘ミカルを妻として与えたが、ますます神の愛を受けるダビデに対して憎悪をまし加えたのです。

 ところが既に、ダビデは神と共にあって、ますます手柄を立て、サウルとその家来以外のすべての者から尊敬と愛を受けていました。

(サムエル記上18章)


 サウルは、ますますダビデを妬み、息子ヨナタンを始めすべての家来にダビデを殺すように命じるのです。

 ヨナタンは、父サウルとダビデの間を取り持ち、父サウルの前にダビデを連れて行って、サウルに決してダビデを殺さないと宣言させるのですが、更に戦争が起こると、ダビデは大勝利をおさめるので、サウルは自分の手でダビデを殺そうとしましたが、ダビデは身をかわし難を逃れることができました。

 しかしサウルは、なおもダビデを監視し、時を見てダビデを殺そうとしたのですが、サウルの娘ミカルがダビデを逃がしたのです。

 さて、サウルがダビデを捕えるために遣わす使者達がサウルの下へ帰ってくると、次から次へと神の霊が降りて預言するのですが、一向にサウルは耳を傾けようとはしませんでした。

(サムエル記上19章)


 さて、時が来てダビデは故郷の王と祭りの時を過ごすためにベツレヘムに帰らなければなりませんでした。

 ヨナタンは父サウルとダビデの関係を改善しようと、ダビデと策を練るのですが、サウルの怒りは止める事はできませんでした。

 サウルは息子ヨナタンを殺してでも、ダビデを殺そうとしましたが、かろうじてヨナタンはその場を逃れることができました。

 そこで、ダビデは祭司アヒメレクのところから武器を調達し、ガテの王アキシのところへ逃げて行ったのですが、ダビデはガテの王アキシをも恐れて、気違いのふりをして王の前を逃れ、洞穴に逃げ込んだのです。そこへ、ダビデの家族たちを始めとして沢山の人々が集まって来ました。

 さて、ダビデは、モアブの王に家族らを託しユダの地へ向かうのですが、サウルはダビデの行き先をつきとめ、ダビデを逃すのに関わった町をことごとく滅ぼし尽くしました。

 そしてついに、サウルとダビデは洞穴で出会うことになるのですが・・・

 そこでダビデは優位に立ったのですが、サウルの上着の裾を切るに止めました。さらに、上着の裾を切ったことさえも悔いを感じたのです。

 そして、サウルとダビデは洞穴から出るのですが、そこで、かつてのエサウとヤコブの様にサウルとダビデは和解に至るのです。

 その後、預言者サムエルは死に、そしてさらに、サウルも最後を迎えました。

(サムエル記上20章〜)


サウルとダビデが和解する一場面のサムエル記上24章8節〜22節は、エサウとヤコブの和解、創世記33章1節〜17節と同じような場面を迎えている。また、その二人の関係も酷似している。

後編へと続く・・・



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