復帰摂理歴史の真実

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■ 3. 神殿建設
     d. ソロモン


ソロモン王の誕生


 ダビデ王から、ソロモンに王位継承宣言され(列王紀上1/29〜30)、ソロモン王が即位した(列王紀上1/39)。

 その後、ダビデ王が死を迎えた(列王紀上2/10〜11)、在任期間は40年(ヘブロン7年、エルサレム33年)であった。

 神はソロモンの夢に現れ、ソロモンの願いを聞かれた。

 ソロモンは、「聞き分ける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、わたしに善悪をわきまえることを得させてください」。と言った。

 神は、「あなたに並ぶ物はいない」と大いに喜ばれた(列王紀上3/5〜14)。


ソロモンの知恵


 二人の遊女がソロモン王の所に来て訴えました(列王紀上3/16〜)。

 「私たちは一緒に住んでいます。そのときに私は子を産みました。その三日後に、この女も子を産みました。ある夜、この女が自分の子の上に覆いかぶさってその子は死んでしまいました。ところがその夜中の内に、私の子を自分の所に寝かせ、この女の死んだ子を私の隣に寝かせたのです。朝になってよく見るとその子(死んだ子)は私の子ではありません」。

 もう一人の女が言った。「いいえ、生きてるのが私の子で、死んだのがあなたの子です」。

 ソロモン王の答えは、「生きている子を刀で二つに分けて、半分をこちらに、半分をあちらに与えよ」。であった。

 すると、生きている子の母である女は、「生きている子を彼女に与えてください。その子を殺さないでください」。でしたが、

 もう一人の死んだ子の母である女は、「二つに分けないで、私に分けてください」。と言った。

 ソロモン王の最後に下した答えはこうでした、「生きている子を初めの女に与えよ、彼女はその母なのだ」。


ソロモン王の施策


 ソロモン王は官僚制を敷き、高官と代官を配置しました。(列王紀上4/1〜19)

 ソロモン王の領地はエフラテ川からぺリシテ人の地を経て、エジプトの境に至る広大な地でした。(列王紀上4/21)


 列王紀上4章29節に、「神はソロモンに非常に多くの知恵と悟りを授け、また海辺の砂原のように広い心を授けられた」とあります。

 ソロモンは官僚制を確立し、王国を十二の行政区に分け、十二名の知事を配置しました。また、シリアからパレスチナに向かう「海の道」や、ヨルダンの東岸を南北に走る「王の道」を支配して莫大な富を得ました。しかし、こうした繁栄の陰には、重税や強制労働に苦しむ民の不満もありました。(「図説 聖書の世界」より)


神殿建設


 ソロモン王は、ツロの王ヒラムに神殿建設の話を持ちかけ、ヒラムは喜んで了承しました。

 ヒラムは、神殿建設の資材(香柏の木材・糸杉の木・石)を準備しました。(列王紀上5章)

 そして、いよいよ神殿建設が始まりました。(列王紀上6章〜)

「神の契約」

 「もしあなたがわたしの定めに歩み、おきてを行い、すべての戒めを守り、それに従って歩むならば、わたしはあなたの父ダビデに約束したことを成就する。そしてわたしはイスラエルの人々のうちに住み、わたしの民イスラエルを捨てることはない」。(列王紀上6/11〜13)



 神殿に関する内容(列王紀上6/14〜36)

 香柏の板で宮の壁の内側、糸杉の木で宮の床。
 至聖所としての本殿。
 本殿の前に拝殿(聖所)。
 宮の内の奥の本殿に契約の箱を置いた。
 オリブの木をもって二つのケルビムを造った。
 ・・・

 神殿建設に要した年数は7年である(列王紀上6/38)。

 また、ソロモンの住まいに13年を要した(列王紀上7/1)。

 さて、神殿に安置された「契約の聖櫃アーク」の中には二つの石板のほかなにもなかった(列王紀上8/9)。


 神殿建設後、ソロモンは神に深い祈りを捧げ(列王紀上8/22〜53)、誓いをなし(列王紀上8/54〜61)、おびただしい供え物をした(列王紀上8/62〜64)。

再び神の契約の言葉(列王紀上9/4〜9)

 「・・・。しかし、あなたがた、またはあなたがたの子孫がそむいてわたしに従わず、わたしがあなたがたの前に置いた戒めとを守らず、他の神々に行って、それに仕え、それを拝むならば、わたしはイスラエルを、わたしが与えた地のおもてから断つであろう。・・・」



シバの女王


 ソロモンを試みようと訪ねてきたシバの女王は、ソロモンの知恵と所有する一切を見て心を奪われ(列王紀上10章〜)、沢山の贈り物を捧げました。

 また、ソロモンはシバの女王に沢山の贈り物を持たせて自分の国へ帰らせました。

 それからと言うもの、ソロモン王国の富は計り知れない程となったのです。


ソロモン王の不信仰と王国の滅亡


 さて、豊かになり満たされると、かつてのことを忘れてしまいます!(列王紀上11章〜)

 ソロモン王は、多くの外国の女を愛したのです。(列王紀上11/1)

 神のみ言葉は、「あなたがたは彼らと交わってはならない。彼らもまたあなたがたと交わってはならない。彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせるからである」。でありました。(列王紀上11/2)

 しかし、ソロモンは際限がありませんでした。王妃としての妻700人、そばめ300人。その妻たちが彼(ソロモン王)の心を転じたとあります。(列王紀上11/3〜4)

 このことがイスラエルを南北に分断する(王国滅亡の)原因となったのです。

 偶像崇拝の始まりです!・・・

 神の再三の警告にも、ソロモンは耳を傾けることはありませんでした。(列王紀上11/9〜10)

 神は、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来にあたえる」と、怒りを発せられました。(列王紀上11/11〜13)

 その後、神は次々とソロモン王の敵を立てていきました。

 エフライム人ネバテの子ヤラベアムはソロモンの家来でしたが、ソロモン王に敵となり、預言者アヒヤよりイスラエル10部族を与えると、神のお告げがありました。(列王紀上11/26〜31)

 これがやがて北朝イスラエルとなったのです。

 こうして、ソロモンは在位40年にしてこの世を去ったのです。


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